INTI福岡 堀本です。
 
先日、円形脱毛症で悩んでらっしゃるお客様がご来店されました。
 
その際のお客様とのスタイルを完成までの流れを
 
皆様にもお伝え出来ればと思います。
 
今回はお客様と同じ状態をウィッグにて再現させて頂きます。
 
まず、ご来店の際のヘアスタイル。

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ギリギリ円形部分をカバー出来てるといった形です。
 
ちょっと無理矢理感がある感じがしました。
 
これが切る前のセットしていないスタイル。
 
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セットしないと確実に隠すことは出来ません。
 
ご本人も円形部分を隠すのに、毎日朝のセットで上手く隠せないとまた濡らしての繰り返しで、一時間近くかかるとのことです。
 
脱毛部分が見えていないか朝から晩まで常に気になる状態でストレスがかなりあったと言ってらっしゃいました。
 
この円形部分が何故目立つか。
 
それは
 
「髪の毛の流れが集まらない方に円形脱毛があるから。」です。
 
何を言ってるかという感じですが、
 
髪の毛には毛流れがあります。
 
前髪も伸びるとどちらかに流れる。
 
自然とやっていることですが、
 
それは毛流れです。
 
渦からの毛の生えの方、生えグセなど関係しています。
 
分かりやすい写真を載せておきます。


 
毛流れは最終的にはある程度の場所で落ち着きます。
 
落ち着く場所＝厚みがしっかりある場所になります。
 
話は戻りますが、今回のお客様は

毛流れが集まる場所には円形脱毛が無いのに、流れが集まらない場所に円形脱毛がありました。
 
ここがポイントになってくると思います。
 
そうです。そこを逆転することがカバーに繋がります。
 
提案させていただき、ご本人の了解も得てカットに入ります。
 
全体の毛流れを逆にして、

毛の集まる場所を円形の部分に持ってくるようにしました。
 
髪の毛は短い方から長い方に流れる特性を持ってます。それを利用して流れが上手く逆からでも

乾かしたときに簡単に出来るよう、髪の毛クセ、生えグセ、毛量を細かくカットしながらバランスよくしていきます。
 
カットし終わった状態です。(ブローなどせず、普通に乾かした状態)

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毛流れが集まる場所が変わり、セットなしでも自然にカバー出来ています。
 
 
後はセットです。

カバー出来る量が増えたことから格段とセットしやすくなっていると思います。一気にストレスも軽減できるかと思います。

セットに関しては

以前の記事を参考にして頂くと完璧かと思います。
 
どうでしたか？
脱毛ポイントが気になりそこをどうかしようと考えたときに、そこだけのカバーの仕方もありますが、

髪の流れ自体を変えてしまうというのも一つの選択肢だと思います。

これはほかのタイプの脱毛症でお悩みの方も有効になります。

長さや、流れ方、生えグセで出来る出来ないがありますが、同じような悩みを持った方、是非参考にされて下さい。
 
 
INTI福岡 デザイナー 堀本俊治
   
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