INTI report
【男性 髪型】AGA(男性型脱毛症)と薄毛カバーカット
こんにちは、INTI大阪本町の田中です。
今回は、AGA(男性型脱毛症)と薄毛カバーカットについて
M字型の薄毛でお困りのモデルさんのお写真をもとに書かせていただきたいと思います。
まずはモデルさんの状態から見ていただきます。
![]()
こちらのモデルさんはカットするのが半年ぶりということでした。
見ていただくとお分かりだと思いますが
男性の髪には伸びやすい箇所と伸びにくい箇所があります。
一般的には年齢とともに少なからずAGA(男性型脱毛症)の影響が出てきますので
本来なら3〜5年伸び続けるはずの髪が
生えている場所によっては1年や数ヶ月で伸びるのが止まり
抜けてしまう部分もあります。
一般的に伸びが安定しているのが
耳周りから後頭部にかけて。
逆に伸びにくいのは
前髪、特に両サイドのM字の部分と頭頂部です。
人によっては耳の前が伸びにくい方もいたり
前髪の中央は安定している方もいます。
AGA(男性型脱毛症)の原因は男性ホルモンの悪性化で
男性ホルモンが体内の酵素の一種と結びついたときに
悪性化し、主に前頭部と頭頂部の毛根を弱らせ
本来3〜5年のサイクルで生え変わる髪の周期を
極端に短くしてしまいます。
一度髪が抜けた毛穴は次の髪を生やすまでに
3ヶ月ほどの休止期間が必要になります。
なので横やうしろの髪はその休止期間が3〜5年に一度であるのに対して
前や上の髪は2年〜数ヶ月に一度の周期で訪れてしまうことになります。
長さだけでなく太さも十分に育つ前に脱毛してしまうため
現状で生えている髪の毛の本数や厚みに差が出てしまいます。
ですのでAGAの場合は髪が生えていないのではなく
本来の何倍もの速度で生えかわりをしている状態です。
そして生えかわりを繰り返すと新しい髪を生やせなくもなっていきます。
![]()
こちらのモデルさんは半年ほど前に短くカットして以来、一度も髪を切っていなかったので
前髪の両サイドの厚みと耳周りの厚みが、この半年間で差が出ている状態がわかるかと思います。
薄毛カバー用のカットは
その場所によって違う髪の本数や厚みを
必要な場所は残して、いらない場所は切り、量を調整し
極力違和感を出さないように馴染ませていくカットです。
伸びにくい場所を伸びやすい場所に合わせることは
増毛などしない限り難しいので、地毛でカバーしていく場合は伸びやすい場所を伸びにくい場所に合わせる考え方の方が
違和感が出にくくカバーに成功しやすいと思います。
なので総合的には、髪型としては短めのヘアスタイルの方が
カバーしやすく扱いやすくなることが多いです。
あくまで毛の長さではなく、見た目のヘアスタイルの印象として
ショートスタイルがおすすめという意味で感じていただければと思います。
長めのスタイルの場合はセットが難しくなり
崩れた時に余計に目立ちやすいリスクがありますので
特にセットの重要性が高くなります。
美容室でのオーダーの仕方は
M字が気になる場合、
M字の部分はレイヤー(下の髪に対し上に重なる髪ほど短くなる切り方)を
あまり高く入れないでほしいと伝えてみてください。
O字の場合は
気になる場所の周辺の髪は比較的長めに残してもらうと
流し方でカバーする選択肢が増やせると思います。
カット後、セットも組み合わせることでより自然に見せることもできます。
![]()
セットについてはそれぞれの気になる場所ごとに
注意するポイントが変わってきますので
各カテゴリーごとのリポートやINTIのYouTubeチャンネルで詳しく
ご紹介させていただいてます。
ぜひそちらもご参考にしていただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上、INTI 田中でした。
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